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心臓の発生と奇形形成における細胞死関連抗原Fasの発現の解析

研究課題

研究課題/領域番号 07770598
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 小児科学
研究機関自治医科大学

研究代表者

五十嵐 浩  自治医科大学, 医学部, 助手 (80260834)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードProgrammcd death cell / Apptosis / Fas / cardicqensis / mouse / immunohistochemistry
研究概要

マウスの心臓発生過程におけるプログラム細胞死の関与を明らかにする目的で、アポトーシスを媒介する細胞表面蛋白質であるFas抗原の発現を解析した。
結果は、11.5dpcで、円錐動脈幹、心内膜床外側の心筋細胞層に強い染色が認められた。12.5-14.5dpcでは、心室筋、肉柱、心房筋全体に強い染色が認められた。14.5dpcは、心室筋緻密層での発現が減弱し、16.5dpc以降は、Fas抗原の発現は認められなかった。弁護脹、弁腹基は染色されなかった。
心室、肉柱でのfas抗原の一過性の発現は、同部位での活発な細胞死を示すもので、緻密層のFas抗原発現の減弱は細胞分化の終了と共に細胞死の役割も終了することを意味するものと考えられた。弁形成においては細胞死が重要な役割を果たすと考えられているが、Fas抗原との関連は否定的であった。以上のように、Fas抗原は、主に心室筋において、時間、空間特異的な発現様式を示しており、マウス胎仔の心臓の発生過程において、Fas抗原を介したプログラム細胞死が関与することを確認できた。
我々は、P19EC細胞のレチノイン酸による心筋細胞分化過程で、Fasが発現し、in vitroでRAが濃度依存性にFasリガンド発現を誘導することを確認し、また、マウス心臓におけるCRABP・RARの発現の解析から、RNAβをFas抗原の発現様式の時間的近似性を確認した。Fas抗原の発現と以上の結果と併せて、心臓発生過程における細胞死現象にはFasが関与し、その発現はレチノイン酸によるリガンド発現の制御によることが推察された。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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