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角化細胞における分化と細胞死との関係についての検討

研究課題

研究課題/領域番号 07770636
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関旭川医科大学

研究代表者

高橋 英俊  旭川医科大学, 皮膚科学講座, 助手 (00216748)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード細胞死 / 角化細胞 / アポトーシス / Fas / インボルクリン / トランスグルタミネース
研究概要

本研究の目的は現在まで知られているapoptosis関連蛋白である、Fas、p53、c-mycタンパクの表皮細胞における発現調節と分化の関わりを総合的に検討することである。我々は特にFas抗原について解析した。
Fas抗原は膜タンパク質で、その抗原刺激によりアポトーシスが誘導される。我々はSV40-transformed human keratinocytes (SVHK)を用いてFas抗原の解析行った。interferon-γ(IFN-γ)(500u/ml)12時間刺激によりFas抗原のmRNAが誘導された。また、IFN-γ(500u/ml)、抗Fas抗体(1-10μg/ml)処理によりアポトーシスの特徴であるDNA ladderおよびacrydine orange染色で分断化されたDNA beadsを認めた。cell death detection kitを用いたアポトーシスの定量解析で抗Fas抗体濃度依存性にアポトーシスが誘導された。またこの反応は、IFN-γ(500u/ml)および抗Fas抗体(10μg/ml)刺激後3時間でアポトーシスを認め、12時間後に最大の反応を認めた。
次にFas抗原刺激と角化細胞の分化との関係を検討した。抗Fas抗体(10μg/ml)刺激後3時間でinvolucrinの発現増加を認め、6-12時間後には最大の反応を認めた。また、transglutaminase (TG)活性について検討したところ、細胞質内TG活性の上昇が抗Fas抗体刺激後3時間で認め、その反応は12時間後で最大に達した。一方、細胞膜TG活性は変化は認めなかった。以上の結果よりFas抗原刺激はSVHKにアポトーシスを誘導し、角化細胞の分化の指標であるinvolucrinの誘導およびTG活性を上昇させた。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hidetoshi Takahashi: "Interferon-γ-dependent stimulation of Fas antigen in SV40-transfond human keralirocy tis modulation of the apoptotic prouss by protein kinasel" J.Invest.Dermatol. 105. 810-815 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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