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マウスを用いた実験白癬:真菌感染の慢性化と即時型および遅延型過敏反応の関係

研究課題

研究課題/領域番号 07770637
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関東北大学

研究代表者

工藤 和浩  東北大学, 医学部・付属病院, 助手 (80211209)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードマウス / 実験白癬
研究概要

マウスに白癬菌の浮遊液を閉鎖密封することにより実験白癬を作成し、初感染および再感染の経過を肉眼的・組織学的に観察した。マウスの実験白癬は本邦では初めてであり意義深いが、今後の研究の進展のためには、より経過の長い白癬モデルの作成が望まれる。
1.マウスを用いた実験白癬の作成方法
(1)BALB/cマウスの背部を指で抜毛し電気シェーバーで残りの毛を処理した。
(2)Trichophyton quinckeanum小分生子浮遊液を2×10^6個/mlに調整した。
(3)“オ-キューバン(ニチバン)"のガ-ゼの部分(9mm×7mm)に菌浮遊液を20μl含ませてマウスの背部に当て“Tegaderm(3M)"で被覆し24時間密封した。
2.初感染
24時間後から接種部位に長方形の紅斑がみられ、2日後、3日後には鱗屑が付着した。組織学的に角層下に好中球が集積し、真皮全層に多核白血球・単核細胞が浸潤していた。炎症のピークは24時間後から2日後で、3日後まで菌糸状の菌要素が角層あるいは毛曩内の角質に確認できた。
3.再感染(初感染の1週間後に、初感染時に接種していない部位に再び菌を接種した)
初感染と同様の炎症が出現したが、白癬菌の菌糸状の発育が比較的弱く、菌要素が組織学的に確認されたのは24時間後までであった。白癬菌が初感染に比べてより速やかに角層から排除されたと考えられる所見であった。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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