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強皮症線維芽細胞のコラーゲン遺伝子転写活性に対するIL-6の効果

研究課題

研究課題/領域番号 07770645
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関東京大学

研究代表者

玉木 毅  東京大学, 医学部(病), 助手 (20207228)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード汎発性強皮症 / コラーゲン / 転写調節 / 線維芽細胞 / インターロイキン6 / オンコスタチンM
研究概要

ヒト正常線維芽細胞におけるinterleukin-6のコラーゲン遺伝子転写活性化について予備的な実験を繰り返し行ったが、最も長いプロモーター部分を含むプロモーター-CATプラスミドにおいてもTGF-βに比して転写活性化の程度が低く、現在の実験条件では欠失変異体を用いたシスエレメントのマッピングは困難である可能性が出てきた。実験条件について更に検討を重ねる予定である。また、IL-6と類似構造を有するoncostatin Mの方がIL-6自体よりもコラーゲン遺伝子の転写を活性化する可能性を示唆するデータもあり、こちらの方からのアプローチによっても興味ある結果が得られる可能性が示唆された。今後oncostatin Mについて有意な転写活性化作用が認められればon costatin M responsive elementをマッピングするための欠失変異体を用いたCATアッセイも計画する必要がある。他に例えばRT-PCRによる強皮症線維芽細胞と正常線維芽細胞の発現の比較も興味ある所である。IL-6もoncostatin Mも有意な転写活性化作用の証明が困難である場合は、次の手段として強皮症線維芽細胞におけるconstitutiveな転写活性化のresponsive elementの探索という見地からのアプローチが必要になってくる可能性もある。最近転写因子Sp1がコラーゲン遺伝子のconstitutiveなresponsive elementとして機能することを報告したが、さらにckrox等線維芽細胞に特異的に発現する転写因子がマウスで発見されており、こうした既知の転写因子からのアプローチも検討中である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Tamaki, T, et al.: "Characterization of a GC-rich region containing Sp1 binding site (s) as a constitutive responsive element of the α2 (I) collagen gene in human fibroblasts." The Journal of Biological Chemistry. 270. 4299-4304 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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