研究概要 |
メラノサイトはsvn screenとしての機能の他に、皮膚において惹起されるあらゆる炎症は全て色素沈着を伴うが、それはメラノサイトが炎症をコントールするためでありさらにメラニンはcarcinogenesisを抑制するというコンセンサスがえられつつある。そこで毛嚢におけるメラノサイトを二次元的、三次元的免疫組織学的手法を用いて解析している.EDTA treated isolation technique of human hair follicaps (Narisawa Y.et al.J Invest Dernofol 103:191-195 1994)に準じ、頭部、顔面よりanagen,vellus,intermediateの毛嚢を処理し、メラノサイトに特異的に染まる抗体(monoclonal munne antibody : NKI/beteb)を用いてメラノサイトの局在を観察中である。本来、毛嚢におけるメラノサイトの分布は毛漏斗部と毛球(毛母)に活性化メラノサイト(Dopa陽性)があるが、他にも不活性化(Dopa陰性)のメラノサイトが存在し、事常性自班の色素再生時には不活性化メラノサイトが活性化され増殖すると言われているが、今回メラノサイトはVellus hair,intermediate hairの毛嚢の毛陰起部分性も存在する事が新しく判明した.これまで毛隆起(balge)の機能としてはよくわかっていなかったがメラノサイトがhair cycleに関与している事、毛隆起がメラノサイトの集積場所となっており、毛嚢の発症が毛隆起より起こるという見解を考え合わせると興味深い結果が出つつある。
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