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各種肺疾患の進展様式に対する立体的解析:臨床3次元画像に対する病理学的基礎の確立

研究課題

研究課題/領域番号 07770739
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 放射線科学
研究機関大阪大学

研究代表者

上甲 剛  大阪大学, 医学部, 助手 (20263270)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード高分解能CT像 / 小葉辺縁性陰影 / 汎小葉性陰影 / ラブ・ランアン ガウーンシアン フィルター / フラクタル解析
研究概要

本研究の成果は、臨床画像と病理組織像との対比によるものと、各種臨床画像のワークステーションを用いた画像解析の2点からなる。
1.臨床画像と病理組織像との対比
まず、高分解能CT像で見られる、小葉辺縁性陰影のスペクトラムとその病理組織学的成り立ちについて検討した。その結果従来から知られていた小葉辺縁の広義間質の異常のみでなく、その周囲の肺胞領域の異常から成り立つものがあることが明らかとなった。また汎小葉辺縁性陰影の中に残る一見正常に見える領域(spared lobule)の病理像の解析を行った。このspared lobuleは正常な領域ではなく、周囲の異常と病理学的には同一で、病変の相対的な強弱の違いによることが、明らかとなった。さらいこの現象が生じる原因として、ドレナージの違い、時相の違い、病変の量の違いがあることを明らかにした。
2.各種臨床画像のワークステーションを用いた画像解析
この分野では、まず基本的な画像フイルターであるLap lacian-Gaussian filterを胸部画像特に間質性陰影の抽出における問題点の追求を行い、病理学的に組成の異なる肺気腫と肺線維症が用いるパラメータによっては類似した所見を示すことを見い出した。また高分解能CT像で見られるスリガラス状陰影の弁別をfanctional-Brownian motion modelを用いたFractal解析により行い、線維化によるスリガラス状陰影と非線維化によるものとがある程度鑑別可能であることを示した。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 上甲 剛: "高分解能CTでみられる小葉辺縁性陰影" 臨床放射線. 41. 119-127 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Takeshi Johkoh: "Image-analyzing system for chest radiography and HRCT with Laplacian-Gaussian Filtering:Pathologic Carrelution" Radiology. 197(P). 293- (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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