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内因性精神病患者の比喩的慣用表現理解力の実験心理学的測定

研究課題

研究課題/領域番号 07770781
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 精神神経科学
研究機関京都大学

研究代表者

山岸 洋  京都大学, 医学研究科, 助手 (80239871)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード内因性精神病 / 精神分裂病 / 言語 / 認知 / 実験心理学
研究概要

本研究の目的は、内因性精神病患者、とりわけ精神分裂病患者の、比喩的表現理解の障害を、実験心理学的なセッティングにおいて実証することにある。研究は計画よりも進行が遅延しているため、本報告書記入の時点では、検査施行・結果検討の段階には至っていない。
研究遂行の最大の重点は、言うまでもなく、コンピューター上で施行できる日本語版検査のプログラム開発である。基本プログラムの開発は情報処理・コンピューターソフトに関する専門的実際的知識を要するものであるため、研究代表者より専門業者に開発を依頼した。業者との打ち合せの過程で、新型コンピューターの発売などの状況に鑑みて、使用コンピューター機種、使用オペレーションシステムを、当初の研究計画とは別のものに変更した。研究代表者よりプログラムの基本構成を提示し、業者と研究者はプログラム作成の共同作業に入り、現在までに、文字情報を音声に変換するソフト、刺激提示時間制御および反応時間計測のためのソフトの開発をほぼ終えている。そのほか検査時に被験者が操作する反応用ボタン等の器具の製作もなされた。
実験において刺激として提示される文章や単語ないし文字列の選択作業は、予定よりもかなり遅延している。ここでは言語学的および実験心理学的な知識が必要となるため、現在文献等の収集を行なっている。日本語において、かな数文字の無意味文字列の選定は予想以上に困難をきたすものである。有意味および無意味文字列の選定にあたっては、計画には含まれなかった予備的調査・研究が必要となるかもしれない。
今後、比喩的表現理解検査のコンピュータープログラムを完成させ、健常者対照群、精神分裂病患者群に対する検査を順次実施し、検査結果の検討を行なう予定である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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