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RFLP subtraction法による精神分裂病の原因遺伝子座の連鎖解析

研究課題

研究課題/領域番号 07770791
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 精神神経科学
研究機関横浜市立大学

研究代表者

前田 正  横浜市立大学, 医学部, 助手 (50264643)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードRFLP sbutraction法 / 精神分裂病 / 連鎖解析
研究概要

本年度は、十分な情報を得られる家系の集積と、その家系の構成者からの血液検体の収集、およびそれに際して必要となる大学内倫理委員会における当研究に対する承認を得ることが主に行われた。当初予定されていた精神分裂病の大家系は、残念ながら検体が採取できず、代わりに中小の精神分裂病家系が集められた。これまでのところ、発端者10例以上の血液検体が収集され、DNAが抽出されているが、保因者などの家族を含めて採取できた家系は4家系にとどまっている。検体の採取に関しては、横浜市大医学部倫理委員会において承認された形式の書類を用いて研究の主旨を十分説明した上で行われた。
これと平行してPFLP subtraction法に関しての予備的な実験を行った。ある一家系における発端者一名のDNAを制限酵素Eco RIで消化し、これにリンカー・オリゴヌクレオチドを結合させる。正常同胞者2名のDNAについても同様の操作を行なうが、この際リンカー・オリゴヌクレオチドにあらかじめビオチン標識をしておく。双方のDNAをPCR法を用いて増幅するが、正常者については大過量のDNA断片を作成する。次に両者をハイブリダイズさせ、マグネティックビ-ドを用いて標識されている正常者DNA断片及びそれにハイブリダイズしている発端者DNAを差し引く。この操作により残ったDNA断片は発端者特異的なものを含むことになる。この操作を複数回繰り返し、残ったDNA断片をプールした。さらに数多くの正常者DNAを差し引いていくことにより、疾患特異的なDNA断片すなわちRFLPマーカーを抽出していくのだが、現在充分な数の正常者を含む検体がないため、予備的な解析にとどまっている。今後、さらに家系内の検体を増やしてより特異性に高いマーカーを抽出していく予定である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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