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てんかんモデル(El)マウス脳のポリ(A)結合蛋白質の構造についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 07770795
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 精神神経科学
研究機関大阪市立大学

研究代表者

木岡 哲郎  大阪市立大学, 医学部, 助手 (40254396)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードてんかん / ポリ(A)結合蛋白質 / 転写 / mRNA
研究概要

Elマウスは放り上げ刺激を加えることによって痙攣が誘発される自然発症てんかんモデルであり、いままでに、神経伝達物質の異常、mRNAの代謝異常が研究されているが、その病因を指摘するまでには至ってない。既に、Elマウス固有の痙攣発作によって、polyadenylationの低下、ポリ(A)結合蛋白の結合活性の低下を明らかにした。今回は、ポリ(A)結合蛋白の構造について研究した。痙攣直後と発作間欠期のElマウス脳から調整した核蛋白でゲルシフト分析を行った。核蛋白に^<32>Pで標識したポリ(A)のプローブを加え結合させて、ポリアクリルアミドゲルの電気泳動を低温室にて槽をペリスタポンプで灌流しながら行った。核酸-蛋白複合体は、フリーのプローブから2種の蛋白のバンドに分離された。分子量のより高いと考えられる蛋白のバンドが、痙攣後に消失することが判明した。ゲルシフト分析のゲルより、バンド部分の蛋白を抽出し、オリゴ-dt-カラムを使用して部分精製した。SDS-ポリアクリルアミド電気泳動では16K以上と考えられたが、完全には精製できなかった。ただ、結合活性の低下は、高分子量のポリ(A)結合蛋白の変化によるものと予測でき、poly(A)^+mRNAの翻訳活性にも影響を与えることが考えられる。痙攣発作で種々の蛋白の変化が報告されているが、その一因と推測する。今後は、この蛋白を完全精製するとともに、抗体を作成し、脳内での分布をイムノブロットにて検討したいと考えている。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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