• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

先天性てんかんモデル脳におけるキノリン酸代謝関連酵素の遺伝子解

研究課題

研究課題/領域番号 07770796
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 精神神経科学
研究機関大阪市立大学

研究代表者

横谷 昇  大阪市立大学, 医学部, 講師 (10244641)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードてんかん / 3-HAO / ACMSD
研究概要

キノリン酸は、興奮性アミノ酸レセプターのアゴニストであり、実験動物の脳内に投与すれば、けいれん発作を誘発することが知られている。また、この物質は遺伝的てんかんモデルのElマウスやてんかん患者の脳脊髄液中において増加していることが確認されている。キノリン酸は、トリプトファンからキヌレニンを経て、3-ヒドロキシアンスラニル酸より生合成される。3-ヒドロキシアンスラニル酸は、3-ヒドロキシアンスラニル酸3、4-ジオキシゲナーゼ(3-HAO)により開環され2-アミノ-3-カルボキシムコン酸セミアルデヒドとなり、非酵素的に閉環してキノリン酸となる。しかし、アミノカルボキシムコン酸セミアルデヒドカルボキシラーゼ(ACMSD)が存在すると、ほぼすべての2-アミノ-3-カルボキシムコン酸セミアルデヒドは、ピコリン酸となる。本研究では、この神経毒性を持つキノリン酸の脳内での調節に関して、3-HAOおよびACMSDに着目し、てんかん発作の発現機序について調べた。ACMSDについては、現在までにDEAE-セルロース、セファクリルS-300、ハイドロキシアパタイトの3種類のカラムクロマトグラフィーを組み合わせ約10.000倍精製しているが、未だ単一化に成功していない。発育期における3-HAO、ACMSD両酵素活性の変化について調べたところ、ACMSD活性に有意の変化は認められなかった。3-HAO活性については生後8週より活性の増加が認められ生後10週では約70%の増加となっていた。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi