• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

新たに見出されたメラトニン受容体グループに属する、未知の受容体遺伝子の単離

研究課題

研究課題/領域番号 07770799
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 精神神経科学
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

海老澤 尚  埼玉医科大学, 医学部, 助手 (00201369)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードメラトニン受容体 / 生体時計 / G蛋白結合性受容体 / 遺伝子クローニング
研究概要

高親和性メラトニン受容体グループに属する未知の受容体遺伝子の一部と思われる遺伝子断片を単離することに成功した。
既に単離されているヒト,ヒツジ,アフリカツメガエルの高親和性メラトニン受容体遺伝子の配列の中で,他の受容体とは異なっている,特徴のある領域の配列を元に,約20merのオリゴヌクレオチドを作成した。このオリゴヌクレオチドをプライマーとして使用し,ラット脳から描出したmessenger RNAから合成したcDNA,及びラットのgenomic DNAを鋳型として低いannealing temperatureでPCR法を行った。annealing temperatureやオリゴヌクレオチドの組合せを変え,何種類かの異なる条件下でPCRを施行し,PCR産物をクローニングベクターpCRIIに挿入してから,competent cell ; INV αF'に導入し,プラスミドを精製して核酸配列を決定した。その核酸配列を遺伝子解析ソフトウェアーBLASTで検索したところ,高親和性メラトニン受容体Mel la, Mel lbのアミノ酸配列と40-45%の一致を示すが,未だGenBankなどに登録されていない,未知の受容体遺伝子の一部と思われる遺伝子断片が単離できたことが判明した。この遺伝子断片は,高親和性メラトニン受容体グループに属する新規の受容体遺伝子の一部と思われる。
今後は,既述した方法や他の方法を組み合わせることにより,さらに他の未知の受容体を発見する試みを続ける。また,得られた受容体遺伝子断片の全長遺伝子を単離し,培養細胞に発現させて,メラトニンと結合するかなど薬理学的性質を調べるほか,ノーザンブロット法などによりその組織分布を調べる予定である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 海老澤尚: "メラトニン受容体" 脳と精神の医学. 6. 457-463 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 海老澤尚: "睡眠に関連する分子生物学的知見-〔脳内メラトニン受容体〕をめぐって" 臨床精神医学. 24. 831-834 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi