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精神分裂病と非定型精神病の画像診断的研究

研究課題

研究課題/領域番号 07770807
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 精神神経科学
研究機関愛知医科大学

研究代表者

須賀 英道  愛知医科大学, 医学部, 講師 (70187623)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード非定型精神病 / 精神分裂病 / 脳画像診断 / SPECT / MRI
研究概要

我々は分裂病及び非定型形精神病に対する画像診断的メルクマ-ルとして、これまでCTとSPECTによる形態学的所見と機能的所見から、非定型精神病の疾病学的独立性を実証すべく研究を進めてきた。今年度の研究期間としては、対象患者数を増やしSPECTを行った。その結果、定型分裂病における前頭領域の器質障害を疑わしめる所見と、非定型精神病における大脳辺縁系の機能障害を示す所見から、両臨床単位が異なった病態を持っていることがこれまでと同じく示唆された。このことは、平成7年11月のブタペストにおける国際学会において、SPECTによる画像診断的研究として、我々のグループの中の林による精神病理的研究と並んで報告された。我々の主張する非定型精神病の独立疾患性を他の方法論でもって支持する演題も多数みられた。こうした中で、我々の研究が先駆的役割を果たしていると考えられる。また、SPECTによる画像解析結果にクラスター分析を試みた結果、前頭領域の集積低下と分裂病及び、視床領域の集積低下と非定型精神病の関連が示唆された。この結果については平成8年3月の生物学的精神医学会において報告する。さらに今年度以降、画像診断的手法としてMRIによる形態学的所見を詳細に検討し、非定型精神病の疾病学的独立性を裏付けるとともに、非定型精神病の画像診断所見による亜型評価の可否をも検討する予定である。その予備研究として、平成6年から7年度末までにMRI検査を受けた内因性精神病患者および正常対照群を研究対象とし画像解析を行っている。現在のところ分裂病において側脳室の拡大がみられる一方、非定型精神病ではみられないという結果が統計解析による裏付けは得られていないが示唆されている。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 須賀英道、林 拓二: "非定型精神病の画像診断学的研究-SPECTによる画像解析を中心として-" こころの臨床. 14. 144-148 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 林 拓二、須賀英道他: "分裂病と非定型精神病(満田)の発症年齢と性差について" 精神医学. 37. 1225-1263 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 林 拓二、安藤琢弥他: "分裂病と非定型精神病(満田)の症状と経過の相違について" 精神医学. 38. 27-35 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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