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膵β細胞のインスリン分泌機構におけるプロティンキナーゼCとMAPキナーゼの役割

研究課題

研究課題/領域番号 07770836
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 内分泌・代謝学
研究機関自治医科大学

研究代表者

藤沢 元郎  自治医科大学, 医学部, 助手 (30245063)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード膵β細胞 / インスリン分泌機構 / MAPキナーゼ / MIN6細胞
研究概要

私達はこれまでマウスのインスリノーマ細胞(MIN6)を用いてインスリン分泌の測定、蛍光色素法による細胞内各種イオン濃度の測定、そして細胞内情報伝達物質の定量によりMIN6細胞におけるインスリン分泌機構を解明してきた。インスリン分泌機構は大きく3つに分類できる。
a.高グルコース細胞内ATPの増加を行してATP依存性K^+チャンネルを抑制し、電位依存性Ca^<2+>チャンネルを開口させ細胞内遊離Ca^<2+>(〔Ca^<2+>〕i)の増加後インスリン分泌を誘起する。
b.グルカゴンやグルカゴン様ペプチド(GLP-1)などはCyclicAMP産生と〔Ca^<2+>〕iの上昇がインスリン分泌機構として考えられている。
c.アセチルコリンやカルバコールなどはイノシトールリン脂質代謝を亢進して〔Ca^<2+>〕iを上昇させインスリン分泌を誘起する。
以上3つのインスリン分泌機構において〔Ca^<2+>〕iの増加がインスリン分泌において中心的な役割を担っている。一方、他の細胞ではイノシトールリン脂質代謝の亢進や〔Ca^<2+>〕iの増加はプロテインキナーゼC(PKC)やmitogen-activated protein kinase(MAPキナーゼ)を活性化し細胞の増殖やホルモン分泌に深く関与している。よって膵β細胞においても3種のインスリン分泌刺激によりPKCとMAPキナーゼが活性化されインスリン分泌に重要な役割を担っている可能性が示唆されるが現在まで不明であった。本研究ではこの3種のインスリン分泌機構におけるPKCとMAPキナーゼの役割を解明するためMIN6細胞における代表的なインスリン分泌刺激(高グルコース、GLP-1,カルバコール)を行いPKCとMAPキナーゼを測定して同酵素がインスリン分泌刺激時に賦活化されるか否かを検討した。その結果膵β細胞において、これらの3種のインスリン分泌刺激によりMAPキナーゼが賦活化されることが今回解明された。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Nobuya Fujita: "Role of water channel AQP-CD in water rerention in SIADH rats." Am.J Physiol. 269. P926-P931 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Yasushi Tuboi: "In vivo diuretic effect of a new non-peptide AVP antagonist OPC-31260 in cirrotic rats" Kidney Int. 46. 237-244 (1994)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] San-e Ishikawa: "Thapsigagen in creases cellular free carcium and intraceyluler Soclium concentration in cultured rat glomerular mesangal cells." Biochem Biophy Res Common. 194. 287-293 (1993)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Genro Fujisawa: "Therapentic efficary of non-pepticle ADH antagonist OPC-31260in STADit rats" Kiclney Int. 44. 19-23 (1993)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Yasushi Tuboi: "Possible pre-cushing's syndrome due ta adrenal adenoma incidentally discoveited." Endocrine J. 42. 509-519 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Toshikazu Saito: "Non-pepticle vasapressin antagonist andifs application in the correction of experiental hyponatremia in rats" Regulatory Repticle. 45. 295-298 (1993)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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