研究課題/領域番号 |
07770853
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
内分泌・代謝学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
向山 政志 京都大学, 医学研究科, 助手 (40270558)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | アンジオテンシンII / AT1受容体 / AT2受容体 / 分子生物学 / G蛋白 / インターフェロン調節因子 / 細胞増殖 / 高血圧 |
研究概要 |
アンジオテンシンII(AII)受容体サブタイプのうち、血管・副腎型受容体でこれまでのAIIの殆どの作用に関与するとされるタイプ1(AT1)受容体と異なり、最近我々が構造を明らかにした胎児型受容体であるタイプ2(AT2)受容体は未だ不明な点が多いが、今回、その機能、発現調節および意義について、以下の知見を得た。 1.AT2受容体の細胞内情報伝達機構の解析:HEK293細胞を用いてAT2受容体大量発現細胞株を樹立し、細胞内情報伝達、G蛋白共役について検討したところ、既知の主要なG蛋白を介した情報伝達系とは共役せず、リガンド結合後もinternalizationを起こさないが、還元条件下ではG蛋白とinteractしうることを示した(Mol Cell Endocrinol)。このG蛋白の同定と新たな情報伝達機構について解析中である。 2.AT2受容体遺伝子の構造解析とgene transferによる受容体遺伝子発現調節機構の検討:マウスAT2受容体遺伝子の5′隣接領域の構造を明らかにし、gene transferを用いたプロモータ機能解析を行った結果、細胞増殖に依存したAT2受容体遺伝子の転写調節には、核内転写因子であるインターフェロン調節因子(IRF-1及びIRF-2)による正及び負の調節が重要であることを示し、細胞増殖やアポトーシスとの密接な関連を示唆した(J Biol Chem)。ヒトAT2受容体遺伝子についても解析を進めている。 3.ヒト及び疾患モデル動物組織におけるAT2受容体発現の解析と生理的、臨床的意義の検討:ヒト組織におけるAT2受容体遺伝子発現の局在とその調節を結合実験、Northern blot法等により解析した結果、子宮筋に多く発現し、妊娠により著しく減少することを認めた。現在この意義について検討を進めている。さらに、高血圧ラット等の疾患モデル動物におけるAT2受容体遺伝子発現を解析し、その意義について検討中である。
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