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新規ナトリウム利尿ペプチドの精製と構造解析

研究課題

研究課題/領域番号 07770854
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 内分泌・代謝学
研究機関国立循環器病センター

研究代表者

児島 将康  国立循環器病センター研究所, 生化学部, 室長 (20202062)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードナトリウム利尿ペプチド / C型ナトリウム利尿ペプチド / ペプチドホルモン / 両生類
研究概要

1、新規ナトリウム利尿ペプチドに対する高感度ラジオイムノアッセイ系の確立と分子型の検討
申請者が昨年、両生類において見いだした2種類のC型ナトリウム利尿ペプチドに対する特異的抗体を作成し、これを用いた高感度のラジオイムノアッセイ系を確立した。この系を用いてまずRana Catesbeianaにおける内因性の分子型を検討した。fCNPIはアミノ酸22残基の低分子型として脳神経系に多く存在し、また消化管にも少量みられた。一方、新規ナトリウム利尿ペプチドであるfCNPIIは遺伝子構造から推測されたアミノ酸22残基の低分子型として、脳神経系に存在した。興味あることに、fCNPIIは遺伝子レベルでは肺に多く発現しているが、ラジオイムノアッセイによるペプチドレベルでの検討では、肺にはごくわずかのfCNPII免疫活性しか認められなかった。これは肺においてfCNPIIが、生成後は細胞内に貯蔵されずにすぐに分泌されるためと考えられ、肺におけるペプチドホルモンの分泌機序が他の内分泌器官とは異なる機序で行われている可能性を示すものである。今後は肺におけるホルモンの分泌機序についても解明していきたい。
2、PCR法による新規ナトリウム利尿ペプチドの検索
申請者が明らかにしたRana Catesbeianaの2種類のC型ナトリウム利尿ペプチドの遺伝子構造を基に、PCR用の混合プライマーを合成した。哺乳類の遺伝子DNAを鋳型に用いてannealing温度を下げてPCRを行った。増幅された断片をプラスミドベクターに組み込み、シークエンス解析を行った。その結果は大部分が既知の哺乳類CNPであり、現在これ以外のクローンについて解析中である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Masayasu Kojima: "A New Type Soluble Guanylyl Cyclase, Which contains a Kinase-like Domain: Its Sturcture and Expression" Biochemical and Biophysical Research Communications. 217. 993-1000 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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