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白血病細胞における造血因子の細胞内情報伝達系の解明

研究課題

研究課題/領域番号 07770863
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 血液内科学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

東田 修二  東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (80251510)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード白血病 / 造血因子 / 情報伝達系
研究概要

1.白血病細胞株における造血因子の情報伝達系の多様性と共通性
種々の、造血因子反応性ヒト白血病細胞株に対して、種々の造血因子(G-CSF,CM-CSF,IL-3,SCF)で刺激したときに生じる、細胞内蛋白のチロシンリン酸化のパターンを解析した。方法は、造血因子で刺激した細胞を可溶化し、SDS-PAGEで分離、転写後、抗リン酸化チロシン抗体でイムノブロットを行った。その結果、同一造血因子でも、細胞株により、チロシンリン酸化のパターンは、一部異なっていた。特に、リンパ球系細胞株と、骨髄球系細胞株では、IL-3によるチロシンリン酸化のパターンは、明かな違いがみられた。また、複数種類の造血因子に反応して増殖する細胞株では、それらの因子により生じるチロシンリン酸化のパターンは、かなりの共通性が認められた。
2.白血病細胞株における造血因子の情報伝達系とプロテインキナーゼA、プロテインキナーゼCとの関連
種々の、造血因子反応性ヒト白血病細胞株に対して、dbcAMP(PKAの活性化剤)やTPA(PKCの活性化剤)で刺激したときに生じる細胞内蛋白のリン酸化を検討した。TPAによって、一部の細胞では、細胞内蛋白のチロシンリン酸化が生じたが、そのパターンは細胞により異なっていた。増殖刺激に重要な蛋白であるJAK2は、造血因子によりチロシンリン酸化されるが、TPAではリン酸化されなかった。TPAで前処理された細胞では、造血因子刺激によるチロシンリン酸化が見られなくなった。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] S.Tohda,et al.: "Diversity and similarity in signeling pathways of hematopoietic growth in human leukemia cell lines." Leukemia. 9. 879-883 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] S.Tohda,et al.: "Relation of protein kinase A and protein Kimase C to signaling pathways of humatopetic factors in leukemia cell lines." International Journal of Oncology. (in press). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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