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抗腫瘍剤による白血病細胞のアポトーシスに関与するエンドヌクレアーゼの同定

研究課題

研究課題/領域番号 07770866
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 血液内科学
研究機関福井医科大学

研究代表者

吉田 朗  福井医科大学, 医学部, 助手 (80252005)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードアポトーシス / プロテアーゼ / 白血病細胞
研究概要

抗腫瘍剤による白血病細胞のアポトーシス誘導機構に関して、特にアポトーシスに密接に関与すると考えられるエンドヌクレアーゼおよびプロテアーゼ同定することを目的として、検討を実施し、以下の結果が得られた。
【結果】
1)抗腫瘍剤VP-16処理によるMg^<2+>依存性endonucleaseの活性化:
HL-60細胞を20uM VP-16と共に3時間培養するとladder DNA fragmentationが認められた.この時点における細胞内に依存するMg^<2+>依存性endonucleaseの活性を^3H-E,Coli DNAを基質として測定したところ、無処理のcontrol細胞と比して6倍の上昇が認められた.
2)プロテアーゼ阻害剤によるアポトーシス阻害効果:
Interleukin 1-β-converting enzyme(ICE)阻害剤であるVAD-FMK、セリンプロテアーゼ阻害剤TPCKの両者は非常に強くVP-16によるladder DNA fragmentationを抑制した.TPCKまたはVAD-FMKによりDNA fragmentationが阻害された状態にある細胞のMg^<2+>依存性endonuclase活性を^3H-E.Coli DNAを基質として測定したが、未処理control細胞と比して有意差を認めなかった.
【結論と考察】白血病細胞HL-60にetoposideを作用させアポトーシスを誘導した際には、Mg^<2+>依存性endonuclease活性化されapoptosisが誘導されることが示唆される.また、このendonucleaseの活性化過程においては、ICEまたはICEと類似の酵素、およびセリンプロテアーゼが関与していると考えられる.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Akira Yoshida: "Role of serine and ICE-like proteases in induction of apoptosis by etoposide in human leukemia HL-60 cells" Leukemia. (印刷中). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 吉田明: "抗白血病剤による白血病細胞のアポトーシス誘導機構" 臨床血液. (印刷中). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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