研究課題/領域番号 |
07770867
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
恵口 豊 大阪大学, 医学部, 助手 (20243206)
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研究分担者 |
辻本 賀英 大阪大学, 医学部, 教授 (70132735)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | bcl-x / 免疫 / トランスジェニックマウス / bcl-2 / アポトーシス |
研究概要 |
胸腺における免疫機構の形成に必要なリンパ球の正の選択に対するbcl-x遺伝子産物の機能の解析を試みた。ヒトbcl-xの遺伝子産物として、bcl-2遺伝子と同様にスプライシングを受けたBcl-XLと、異なるスプライシングを受けたBcl-XSが報告されており、それぞれをリンパ球で大量に発現させると、Bcl-XLは細胞死を抑制するが、Bcl-XSはBcl-2の細胞死抑制能を阻害し、むしろ細胞死を促進するので、正の選択が2つのbcl-x遺伝子産物の使い分けによって制御されていることが示唆されてきた。しかし、本研究におけるRTPCR法、Western blot法により、マウスではBcl-XLが優位に発現しており、Bcl-XSの発現は認められなかった。従って、正の選択は2つのbcl-x遺伝子産物の使い分けによって制御されているのではないと考えられる。bcl-2遺伝子は、必要なリンパ球として選択されない限り死に至るdouble positiveT細胞では、他のT細胞に比べ発現量が低いが、Bcl-XLの発現は逆にdouble positiveT細胞で高くなる。これらの結果から、正の選択がbcl-2とbcl-x遺伝子産物のバランスによって制御されていることが示唆される。 免疫細胞におけるbcl-xの生理機能をさらに詳細に解析する目的で、免疫グロブリンエンハンサーEμを結合したbcl-x遺伝子を用いて、トランスジェニックマウスを作成し、主にB細胞でBcl-xLを発現するマウスと、主にT細胞でBcl-xLを発現するマウスを得た。現在これらのマウスの免疫機構の形成過程を解析中である。
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