研究課題/領域番号 |
07770869
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 香川医科大学 |
研究代表者 |
大西 宏明 香川医科大学, 医学部・附属病院, 助手 (90223891)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | スーパー抗原 / CD28 / 副次的シグナル / 接着分子 / wortmannin / 骨髄移植 / アポトーシス / フォスファチジルイノシトール3キナーゼ |
研究概要 |
1、同種骨髄移植後の患者のリンパ球におけるCD28、B7、B70の発現を経時的に調べるため、まず白血病細胞株Jurkatにおけるこれらの発現をフローサイトメトリーを用いて検索した。JurkatはCD28を強く発現していたが、B7の発現は弱く、B70は発現していなかった。現在、患者のリンパリンパ球で検索を進めている。 2、CD28を介する副次的シグナルを誘導したT細胞の増殖におけるフォスファチジルイノシトール3キナーゼ(PI3K)の役割 (1)我々は、T細胞がスーパー抗原による主シグナルと、CD28をクロスリンクすることによって誘導される副次的シグナルにより増殖を開始すること、これらの増殖にPKCが重要であることを報告した。今回は、特異的PI3K阻害剤であるwortmannin(WM)を用いてT細胞の増殖におけるPI3Kの役割を検討した。CD28分子の細胞質内ドメインの特定のモチーフにPI3Kが結合することが報告されており、WMがT細胞の増殖を抑制することが予想されたが、増殖は抑制されず、むしろ、特定の条件下では逆に増殖が促進された。 (2)デキサメタゾンにより誘導されるT細胞のアポトーシスをWMは阻害しなかった。具体的には、ヨウ化プロピジウムの取り込みと細胞の形態変化からアポトーシスの誘導に対する影響を検討した。 (3)以上の結果より、PI3Kは、T細胞の増殖、アポトーシス、または、クローン麻痺の誘導に直接的に関与しているのではなく、反応の方向を決定するシグナルとして作用している示唆された。実験計画を構築中。 3、CD28を介した副次的シグナル伝達におけるT細胞内のチロシンキナーゼの役割を解析するため、各々の細胞内蛋白質のチロシンリン酸化のパターンをウェスタンブロッティング法および免疫沈降法で解析中である。
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