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乳癌患者における骨髄または末梢血中癌細胞に対する高感度同定法の有用性

研究課題

研究課題/領域番号 07770948
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 外科学一般
研究機関慶応義塾大学

研究代表者

竹島 薫  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (50236460)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードCytokeratin19mRNA / RT-nested PCR / 乳癌細胞高感度検出法 / 腫瘍マーカー
研究概要

Cytokeratin19mRNAに対するRT-nested PCR法を用いた乳癌細胞高感度検出法を開発した.本法の検出感度は血中有核細胞100万個当たり乳癌癌細胞25個であった.正常骨髄を計14例検討したところ7例にCytokeratin19mRNAの発現を認めたが,正常末梢血9例中にはその発現は認めなかったので乳癌患者末梢血検体に対して本法による検討を行いその臨床腫瘍学的意義を検討した.初発乳癌患者58例および再発乳癌患者8例に対し,それぞれ手術前と治療前に末梢血を採血し本法によりCytokeratin19mRNAの発現を検討した.それぞれ14例,6例で発現を認め,正常末梢血を含めた3群間でその発現率に有意差を認めた.また病理組織学所見で血管侵襲群と非侵襲群でCytokeratin19mRNAの発現を比較したところ血管侵襲群で有意に発現率が高かった.以上の結果よりCytokeratin19mRNAに対するRT-PCRを用いて乳癌細胞が鋭敏に検出されることが明かとなり,本法を利用することによって血中乳癌細胞を検出しうること,また血中乳癌細胞が腫瘍マーカーとして有用であることが示唆された.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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