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IL-1R antaqonist発現による胃癌悪性度評価と遺伝子療法への応用

研究課題

研究課題/領域番号 07770987
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 消化器外科学
研究機関山口大学

研究代表者

硲 彰一  山口大学, 医学部, 助手 (50253159)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード胃癌 / 胃癌細胞株 / sIL-1ra(分泌型) / iCIl-1ra(細胞内局在型) / RT-PCR / 免疫染色
研究概要

臨床研究
【方法と結果】胃癌38例の癌部、非癌部および胃癌細胞株(KAT O III、MKN-28)におけるsIL-1ra(分泌型)、icIL-1ra(細胞内局在型)mRNAの発現をRT-PCR法を用いて解析した。免疫染色は抗IL-1ra抗体による間接酵素抗体法にて行った。RT-PCR:sIL-1ra mRNAは癌部で20/38(52.6%)、非癌部で7/38(18.4%)に発現しており、癌部での発現率が高かった(P<0.01)。KATOIIIおよびMKN-28ではsIL-1ra mRNAの発現は認めなかった。一方、icIL-1ra mRNAは癌部、非癌部、KATOIII、MKN-28全てに認めた。癌部におけるsIL-1ra mRNAの発現を基準にしてsIL-1ra(+)20例、sIL-1ra(-)18例の2群に分け、各病理学的因子との関連性を検討したところ、sIL-1ra mRNAとリンパ節転移、肝転移との間に正の相関を認めた(P<0.02)。また、リンパ管侵襲および組織学的進行度と正の相関傾向を認めた。免疫染色:sIL-1ra mRNAを発現している胃癌組織では免疫担当細胞にIL-1ra proteinが強く発現していた。【結論】sIL-1ra mRNA発現胃癌症例はリンパ節転移および肝転移を高率に伴っており、胃癌の悪性度を反映する有用な因子であると考えられた。
基礎研究
【方法と結果】PHA+PWM刺激マウス単核球よりRT-PCR法にてマウスIL-1ra cDNAを作成し,pRC/CMV vectorにHind III-XbaIにて組み込んだ.マウスLLCおよびcolon-26細胞にリポフェクチン法にてIL-1ra遺伝子を導入し、現在転移実験を進行中である.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 飯塚徳男,硲彰一,他: "胃癌におけるIL-1 receptor antaqonist(IL-1ra)の発現と生物学的悪性度" 日本消化器外科学会誌. Vol.29,NO.2. 541-541 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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