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移植脳腫瘍モデルにおける放射線照射による脳及び腫瘍血管透過性変化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07771084
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 脳神経外科学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

高田 義章  東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (00216665)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード局所脳血流 / 血液脳関門 / 放射線療法 / グルコース / アミノ酸
研究概要

Sprague-Dawley ratを用い、放射線照射はStabilipan2(Siemens社製)を利用した。照射方法は急性期実験と移植脳腫瘍モデルの全脳に10Gyもしくは20Gyの一回照射を行った。
1)放射線照射中の腫瘍組織及び対側正常脳の血流量は、現有のレーザードップラー微小循環血流計を用いて、high speed drillによる穿頭部から2本のprobeで同時に測定した。照射後そのまま数時間経時的な血流変化を測定した。
2)定量的な局所脳血流量、局所脳血液量およびグルコース、アミノ酸等の脳内へのuptakeの測定は以下の通り。radioactive tracersを含む重炭酸緩衝生食で脳を30秒潅流し、断頭した後、脳の数箇所から移植腫瘍や正常組織をsamplingし、radioactivityを測定する。局所脳血流量、局所脳血液量のtracerにはそれぞれ^3Hでラベルしたdiazepam、inulinを用いる。グルコースおよびアミノ酸のtracerにはそれぞれ^<14>CでラベルしたD-glucoseとL-leucineを用いる。なお実験中は、麻酔による体温低下を避けるため小動物用体温コントローラにてラットの直腸温を37度に保ち、血圧、動脈血O_2、CO_2濃度等の生理的条件を一定に保つよう留意した。
実績の概要は以下の通りである。
(1)レーザードップラー微小循環血流計では、放射線照射中に血流増大傾向を認め、照射後も数時間にわたり、血流増大が持続した。
(2)定量的な局所脳血流量、局所脳血液量実験では、同様に血流及び脳血流量の増加を認めた。しかしその値は照射前と比べ統計学的に有意な変化ではなかった。
(3)移植脳腫瘍モデルでは今年度の研究期間中には評価しうるデータは得られなかった。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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