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長さ調節機能付き荷重・衝撃計測用松葉杖システムを用いた臨床測定

研究課題

研究課題/領域番号 07771147
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 整形外科学
研究機関京都大学

研究代表者

黒木 裕士  京都大学, 医療技術短期大学部, 助教授 (20170110)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード松葉杖 / 歩行 / 荷重 / 衝撃 / 人 / リハビリテーション / 理学療法
研究概要

本研究では、長さ調節機能付き荷重・衝撃計測用松葉杖システムを作製し、そのシステムを用いて臨床測定を実施した。
システム作製では、アルミ合金製松葉杖の握り部と支柱先端部に、荷重計測が可能な装置を取り付けた松葉杖1本を作り、現有の松葉杖荷重・衝撃計測用松葉杖1本とあわせて2本1対とした。
この松葉杖システムを用いて、先端部と握り部に加わる最大荷重値、最大荷重値に達するまでの時間、ならびに変化率(最大荷重値÷最大荷重に達するまでの時間)を三指標とする臨床測定を行った。荷重計測装置からの出力を、現有の日本電気三栄製ポリグラフシステム360の外部入力端子に入力して増幅し、さらにパーソナルコンピューターに接続してデータを取り込んで解析を行った。
その結果、代表的な松葉杖三点歩行では、最大荷重は体重値の42.9%(右)および39.7%(左)、最大荷重値に達するまでの時間はそれぞれ0.75秒および0.73秒(松葉杖歩行周期のおよそ50%)、ならびに変化率はそれぞれ対体重比0.58/secおよび0.55/secであった(ただし歩幅100cm、歩調48)。
これらの三指標測定値は歩行速度や歩調の変化に伴って変化した。したがって松葉杖歩行では、速度や歩調と、荷重および衝撃とは極めて深い関係があるものと推測された。また、グリップ部での計測結果をみると、先端部と似た荷重パターンが示されていた。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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