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慢性関節リウマチにおけるHLA-DRB1対立遺伝子と骨破壊進行度の関連性について -在宅ケア-との併用調査-

研究課題

研究課題/領域番号 07771198
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 整形外科学
研究機関関西医科大学

研究代表者

戸田 佳孝  関西医科大学, 医学部, 助手 (20247927)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード慢性関節リウマチ / 骨破壊 / 遺伝子診断
研究概要

過去に当科に通院し、過去のX線像が保存されているが、現在は通院できていない慢性関節リウマチ患者(306例)の消息について調査し、電話で応答した。
所在不明例、死亡例、遠方転居例や当科での診察拒否例を除き、当科まで自力で診察を受けた来てくれた症例は23例、往診を行った症例は14例であった。この中、往診を行った症例については、本補助金により購入したポ-タブル型X線撮影機材を使用した。この調査によって長期経過に伴うレントゲン上の変化とHLA-DRB1対立遺伝子型との関連性が観察でき、本研究に有用なデータが加えられた。
その結果、我々の対照症例は352例に増加し、両方の対立遺伝子にリウマチの感受性遺伝子(HLA-DRB1*0405,0101)を有する群(S/S群)は58例、片方の対立遺伝子にのみ感受性遺伝子を有する群(S/N群)は171例、どちらの対立遺伝子にもそれを有しない群(N/N群)は128例となった。骨破壊進行度の最終段階であるgrade Vの平均罹患年数はS/S群では9.7年、S/N群では18.6年、N/N群では19.4年と、S/S群では他の群より早期にgrade Vに至る事がより明白になった。
今後は、現在、当科近郊に存在しながら、通院に障害のある患者について、往診とともに本機材を使用しレントゲン撮影を行う予定である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 戸田佳孝 他: "慢性関節リウマチ患者のHLA-DRB1対立遺伝子の組み合わせと骨破壊進行度との関連性について" リウマチ. 35. 514-520 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 戸田佳孝 他: "HLA-DRB1対立遺伝子型と慢性関節リウマチにおける骨破壊進行との関連性-遺伝子型別治療の可能性もふくめて-" 炎症と免疫. 4. 202-210 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 戸田佳孝 他: "HLA-DRB1対立遺伝子分類による慢性関節リウマチの骨破壊進行の予後予測について" 整形外科. 47. 375-379 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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