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腎細胞癌における癌転移抑制遺伝子nm23の検討

研究課題

研究課題/領域番号 07771302
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関島根医科大学

研究代表者

白川 浩希  島根医科大学, 医学部, 助手 (60263539)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードnm23 / p53 / 核DNA量 / 腎細胞癌 / bcl-2
研究概要

目的)外科的に得られた腎細胞癌組織を用いて免疫組織化学的にnm23蛋白、p53蛋白、bcl-2蛋白の発現を検討し、これらとPCNA発現、核DNA量の変化および組織学的所見ならびに予後と比較した。結果)nm23蛋白、p53蛋白は癌組織の異型度が増加するにつれてその発現も増加したが、bcl-2蛋白に関しては明らかな傾向は認められなかった。nm23蛋白とPCNA発現、p53蛋白とPCNA発現の間には有意な正の相関を認め、またp53蛋白とbcl-2蛋白との間には負の相関を認めたがnm23蛋白とbcl-2蛋白の間には有意な関係を認めなかった。一方、p53蛋白は核DNA量の増加に伴い増加傾向を示したが、nm23蛋白と核DNA量との間には一定の傾向は認められなかった。予後との関連を検討すると単変量解析で生存率と有意な関連を認めたのは組織学的異型度、T分類、N分類、nm23蛋白量、p53蛋白量、PCNA発現率、2cDI、5cERであったが、多変量解析を行うとT分類、N分類、5cERおよびnm23蛋白量が有意な予後関連因子であった。しかしながら、nm23蛋白とNおよびM分類との間には明らかな関連性を認めなかった。結論)癌転移抑制遺伝子であるnm23の免疫組織化学的検討では、腎細胞癌におけるnm23の本来の機能は明らかではなく、むしろ増殖関連因子の一つである可能性が示唆された。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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