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尿道下裂難治症例に対する培養皮膚を用いた尿道形成術の基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 07771317
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

林 祐太郎  名古屋市立大学, 医学部, 助手 (40238134)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード尿道下裂 / 尿道下裂修復術 / 培養皮膚
研究概要

尿道を移殖した場合の栄養血管の新生の状況を確かめるために、ラビットを用いて実験を行った。一担、完全に尿道を切り離した後に、再度尿道欠損部に尿道を還納し、移殖する場合と同様の場合を行った。この実験により陰茎内の血流が十分な状況であれば生着することを確かめた。
次に小児患者の尿道下裂修復術を行ったときに余剰となった陰茎皮膚の増殖のための培養を行った。平法としては、熱傷患者の受傷部の皮膚欠損部に培養して増殖させた皮膚を移殖する治療法があるが、この際行われる培養法を利用した。培養された皮膚は凍結された状態で保存され、37°Cの温浴で融解させた。これをカテーテルの周囲に巻きつけ、尿道に相当する管腔構造を作成することが可能か実験した。培養皮膚はシート状に作成されたものなので、長辺どうしを極細の吸収糸で縫合したが、極めて薄いものであり縫合は困難であり、また組織強度が低いためわずかな張力により破損しやすく、これをそのまま尿道管とするのは平技上難しいと思われた。ただ遊離移殖とする場合の組織は薄いほど周囲組織からの血流状態が良好となるため一概に厚目に培養することにも問題がある。現在は強度を高めた培養皮膚をロール状のまま作成・培養できるよう検討中である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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