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膀胱無抑制収縮および膀胱尿道協調運動におけるNOの関与

研究課題

研究課題/領域番号 07771330
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

巴 ひかる  東京女子医科大学, 医学部, 助手 (90197947)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード膀胱無抑制収縮 / 膀胱尿道協調運動 / NO
研究概要

1)3kgウサギをネンブタールで麻酔し、動物睡眠法下で膀胱内に生食水を持続注入し、反射性排尿時のUDSを行った。2チャンネルアンプを用い、膀胱内圧と尿道内圧を各々測定し、同時にクリップ型電極で膀胱利尿筋筋電図、針電極で外尿道活約筋筋電図を記録した。膀胱内圧15.6cmH2O(11〜25cmH2O)、尿道静止圧28.5cmH2O(22〜47cmH2O)であった。排尿時の尿道開大時圧測定は膀胱からの尿流の影響を受け、再現性、正確さに欠けた。排尿時には外尿道活約筋の弛緩がみられた。ウサギの外頸静脈よりN-nitro-L-arginine 1.5mg/kg/min、L-arginine 20mg/kg/minを静注し、投与量も変化させて各パラメータを測定した。しかし単独投与ではいずれも有意な圧変化を認めなかった。これはNOやNOS阻害剤が、ノルアドレナリン(NA)などによる収縮反応に対する補助的な役割をしているとも考えられ、NA、Achなどで予め収縮または弛緩さたうえでNOやNOS阻害剤を併用した。各々の薬剤の適切な投与量がまだ決定されていない。
2)尿管内圧および尿管筋電図を記録した。尿管蠕動速度は2.0cm/secで、利尿剤投与により3.75cm/secとなった。尿閉にすると膀胱充満時には尿管の蠕動運動が停止した。L-arginineの投与により尿管蠕動回数が低下する傾向にあったが、有意差は得られなかった。
3)下腹神経電気刺激による尿道活約筋の収縮に関しては補助金不足のため購入しえず、実験していない。4)廃用膀胱におけるNOの影響をみる目的で、ネンブタール深麻酔下に両側尿管皮膚瘻を作成した。尿管切断端にステントを留置しこれを皮膚に固定したが、ステントの閉塞や尿管が筋層以下に落ち込み狭窄となり水腎症をきたすことがあり、両側とも水腎にならなかった例数が少なかった。腎機能障害はNOの反応にも影響を及ぼす可能性があり、完全な尿路変更の作成は手技的に確率していない。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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