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レーザー加温がラット前立腺α_1-receptorの局在におよぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 07771333
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関金沢医科大学

研究代表者

川村 研二  金沢医科大学, 医学部, 助手 (40224852)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード前立腺肥大症 / レーザー / α_1-receptor / Radioreceptor assay / オートラジオグラフィー
研究概要

最近、前立腺肥大症に対するレーザー療法が登場し、臨床治療で効果をあげている。実際の臨床において、我々は、前立腺肥大症21例に対してレーザー治療を行った。レーザーの総照射量は17,800〜70,035J、平均39,772Jであった。治療結果は治療前、治療3ヵ月後、治療6ヵ月後、治療1年後の値をそれぞれ示すが、自覚症状スコア:18.9,7.0,6.8,7.9、最大尿流量率(ml/sec):8.5,11.6,12.4,12.2、残尿量(ml):83.8,38.3,39.9,46.1、前立腺重量(g):37.7,29.2,26.7,23.8と自覚症状は改善し、他覚所見も著しい改善を認めた。今回の実験の目的は、前立腺肥大症に対するレーザー療法の作用機序を解明することにあり、そのためレーザー加温による前立腺のα_1-receptorの変化をRadioreceptor assay法を用いて検討した。【結果】1、加温によりラット前立腺α_1-receptorの密度の減少を認めた。Bmaxの平均値はコントロール群で27.07(fmol/mg protein)加温治療群では17.91(fmol/mg protein)と加温によりBmaxの値は有意に低下した。一方、Kd(receptorの性質)は、有意の変化は認めず、平均値はコントロール群、0.1032(nM)、加温治療群0.0988(nM)であった。2、ラット前立腺の病理組織像の変化が強いものほど、receptorの密度の減少(Bmax値の低下)を認めた。3、α_1-receptorの局在分析(in vitroオートラジオグラフィー)を行ったがレーザー加温におけるラット前立腺α_1-receptorの局在の変化を証明することはできなかった。今後、前立腺レーザー治療の効果の長期経過観察を行い、α_1-receptorの長期の変化を観察する予定である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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