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培養プロラクチン産生細胞の増殖に影響をあたえる成長因子の検索

研究課題

研究課題/領域番号 07771362
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 産婦人科学
研究機関山梨医科大学

研究代表者

端 晶彦  山梨医科大学, 医学部, 助手 (10208431)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード培養下垂体前葉細胞 / プロラクチン産生細胞 / 成長因子 / エストラジオール / ドーパミン
研究概要

本研究は、培養下垂体前葉細胞を用いて、プロラクチン産生細胞の増殖に影響を与える成長因子を検索し、以下の結果を得た。
1 方法および培養実験系の検討
(1)使用培地は、基礎培地にトランスフェリン(10ug/ml)、セレニウム(40nM)、エタノールアミン(30uM)、トリヨードサイロニン(100pM)、エタノール(5mM)を添加したものに、さらに、成長因子の抑制効果を見る時にはインスリンを1ug/ml、促進効果を見る時には10ng/ml添加した無血清培地が最適であることを確認した。
(2)既にプロラクチン産生細胞の増殖を促進および抑制することが知られているエストラジオールおよびドーパミンの作用をこの培養系で調べた。その結果、10nMのエストラジオールは低濃度インスリン存在下でプロラクチン産生細胞の増殖率を約5倍に増加させること、一方、10uMのドーパミンは高濃度インスリン存在下で増殖率を約25%にまで減少させることが確認された。
2 プロラクチン産生細胞の増殖に対する成長因子の効果
epidermal growth factor(EGF)は0.01-10ng/mlの範囲では効果を認めなかった。transforming growth factor(TGF)は1ng/mlの濃度で有意にプロラクチン産生の増殖を抑制した。一方、basic fibroblast growth factor(bFGF)は10nMの濃度でプロラクチン産生細胞の増殖を促進した。なお、activinの効果およびこれら成長因子の作用に対するエストラジオールの効果は現在検討中である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] AKIHIHO HASHI: "Pentobarbital Anesthesia during the Proestrous Afternoon Blocks Lactotroph Proliferation Occurring on Estrus in Female Rats." Endocrinology. 136. 4665-4671 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 端 晶彦: "ラットプロラクチン産生細胞の増殖調節における中枢神経系の関与" 日本内分泌学会雑誌. 71. 798-798 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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