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Cyclooxygenase mRNAの解析による早産メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 07771389
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 産婦人科学
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

大川 敏昭  福島県立医科大学, 医学部, 助手 (00254011)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードCyclooxygenase / mRNA / 子宮筋 / Endotoxin / インターロイキン-1 / 妊娠 / ラット
研究概要

周産期医学における、preterm PROM・早産の管理は、その臨床的意義はきわめて大きく、その原因の一つに、微生物のendotoxin(ET)によるprostaglangins(PGs)産生増加によりPROM・早産に至ると考えられている。我々は、Endotoxin処理した妊娠ラット子宮筋を用いて実験を行ったところ、Endotoxin処理により妊娠子宮筋の感受性の亢進が認められるのは、PGs産生亢進が深く関与していること発表している。そこで、この実験結果より、Endotoxinあるいは種々のサイトカインを投与した子宮筋のPGs産生が遺伝子レベルでどのように関与しているかを検討するために、Cyclooxygenase(COX)-1,2mRNAをノーザンブロット法にて測定した。
(1)妊娠17日目のラットの腹腔内にEndotoxin(ET:E.coli)を投与し、炎症モデルを作成した。また、indomethacin(IND)を前投与する群を加えた。(1)Control群,(2)ET群,(3)IND群,(4)ET-IND群の4群に分類し、COX-1,2mRNAを測定した。COX-1の発現は4群間に差はなかった。COX-2の発現はETを投与した、ET群、ET-IND群にみられた。しかし、IND投与による差はみられなかった。
(2)インターロイキン-1投与において検討したが、投与量が少なかったためか反応がみられなく、現在検討中である。
したがって、炎症反応は、COX-1ではなく、COX-2を活性化し、PGs産生を亢進させ、子宮筋収縮の感受性を亢進させると考えられた。その反応にサイトカインが関与しているかは現在検討中である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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