H7 7月研究物品購入。申請額を下回る予算の為予定のインキュベータ-の購入ができなかった。培養液及び染色液及びエストロゲン抗体とプロゲステロン抗体などの消耗品のみの購入費用にあて、既存のCO_2インキュベータ-を使用せざるを得なかった。8月よりヒト子宮内膜の分離培養実験を開始するもインキュベータ-が多人数多目的に使用されている為、contaminationが問題となりカビによる汚染により細胞の増加が見られなかった。10月より趣旨を変えパーコールグラディエントを用いた絨毛細胞の単離実験を進めている。12月トロホブラストの単離に成功したがやはりインキュベータ-の精度の不良により、初代培養までは可能となったが継代培養は今も尚成功するに至っていない。従って当初の目的であるヒト子宮内膜の立体構築も残念ながら今だ樹立されてはいない。今後も努力を続けていく予定である。
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