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内耳有毛細胞の障害および再生に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07771431
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関東京大学

研究代表者

中村 雅一  東京大学, 医学部(病), 助手 (90217894)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード内耳 / 耳音響放射 / シスブラチン / 突発性難聴
研究概要

今回は、モルモットの実験については前庭の球形嚢、卵形嚢、半軌管膨大部を取り出して走査型電子顕微鏡で観察するにとどまった。聴器毒性をきたすことが知られているシスブラチンを投与された症例に対して投与前後で誘発および歪音耳音響放射を測定することにより薬剤による内耳の特に蝸牛の有毛細胞の障害についての評価をおこなった。
シスブラチンを投与された症例は17例経過を追うことができた。シスブラチン投与量は1ク-ルあたり100ないし130mgで、2ク-ル投与されている。純音聴力検査では125Hzからで、2ク-ル投与されている。純音聴力検査では125Hzから8000Hzまで明らかな変化はなかった。耳音響放射の変化を検討したところ1ク-ル目では変化が無かったが、2ク-ル目では4000Hzの蝸牛機能を反映すると考えられていると外有毛細胞の機能低下が純音聴力検査に現れない部位においても生じている可能性が示唆された。2ク-ル以上経過を追えた症例においてはシスブラチンの影響が可逆的かどうか検討したがはっきりしなかった。今回検討した症例においてはシスブラチン投与による前庭機能の異常は認められなかった。
さらに突発性難聴の症例19例に対して聴力の回復と耳音響放射の関係を検討した。聴力の回復と共に耳音響放射の反応も強くなり、外有毛細胞の機能が可逆的に低下していることが示されている。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 中村雅一: "突発性難聴におけるOAEの変化" Avdiology Japan. 38. 331-332 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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