研究課題/領域番号 |
07771434
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 富山医科薬科大学 |
研究代表者 |
五十嵐 良和 富山医科薬科大学, 医学部, 助手 (00232158)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 自己免疫 / 内耳障害 / 内リンパ水腫 / MRL / lpr マウス |
研究概要 |
我々は、自己免疫異常が、難聴やめまいなど内耳障害の原因の一つとなりうるとの仮説をたてており、さらには、自己免疫異常がメニエール病の病態である内リンパ水腫を生じる可能性もありうると推測している。この仮説を解明する目的で、SLEの動物モデルとされるMRL/lprマウスに注目し、この動物の内耳病態を透過電子顕微鏡による観察を中心に研究している。 本年度は、光顕標本の観察と通常染色による透過電顕標本の観察を中心に研究をおこなったが、内耳の主な障害部位と推定される蝸牛血管条を含め、内耳の明らかな変化を認めることはできなかった。 この原因として、血管条の変化がわずかなものであること、通常染色では血管条の基底膜が染色されにくいため、血管条のわずかな病的変化を観察することが困難であったことが推定される。この問題を解決する手段として、現在、血管条基底膜が特異的に染色されるメテナミン銀法による染色をおこない、さらに検討を行うことを予定している。
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