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転移細胞の間質への接着,浸潤および制癌剤感受性増強作用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07771470
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

與田 順一  和歌山県立医科大学, 医学部, 助手 (10230822)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード転移 / 湿潤 / 制癌剤感受性 / サイトカイン
研究概要

A.転移機序の解明
1)Matrix metalloproteinaseおよびmatrix serine proteinaseの検討
MMP-2およびMMP-9は転移巣由来の細胞株や未分化癌で高い産生が認められ、臨床の悪性度とよく相関する結果が得られた。
u-PAおよびplasminは、上顎紡錘形細胞癌、転移巣由来の喉頭癌、耳下腺未分化癌で高い活性が認められた。
これらの酵素は癌の湿潤転移には必須の酵素であると考えられた。
2)サイトカインの検討
転移巣由来細胞株および臨床上転移を起こした症例由来の細胞で,G-CSF,GM-CSF,IL-6,PDGF,およびFGFの産生が高かった.G-CSF,GM-CSF,およびIL-6は宿主の免疫能を低下させることによって転移を促進させ,PDGFおよびFGFは血管新生に働くサイトカインであり,転移形成に促進的に作用することが推測された.
B.制癌剤耐性
CDDP耐性株においてVerapamil併用によって制癌剤の感受性が上昇した.再発癌に対する治療に応用できることが基礎的に証明された.
以上の結果は,1995年6月15日,第19回日本頭頸部腫瘍学会で発表し,推薦論文に選ばれた.また,1995年9月21日第33回日本癌治療学会で発表した.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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