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鼻粘膜におけるChemokineの局在性と鼻アレルギー遅発相反応との関わり

研究課題

研究課題/領域番号 07771482
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関日本医科大学

研究代表者

藤倉 輝道  日本医科大学, 医学部, 助手 (00238552)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
400千円 (直接経費: 400千円)
1995年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
キーワード鼻アレルギー / ケモカイン / Monocyte Chemotactic and Activating Factor
研究概要

1.Chemokine(MCAF)と鼻アレルギー遅発相との関連性の検討。
治療目的にて下甲介粘膜を切除するハウスダスト鼻アレルギー患者に対し、同意を得たうえで粘膜摘出手術の前に一側のみ抗原ディスクで抗原誘発し、非誘発側との間で組織中のMCAF陽性細胞の数を比較した。鼻アレルギー即時相および遅発相とMCAFとの関連をみるために、抗原誘発1時間後に摘出した組織と、24時間後に摘出した組織とのMCAF陽性細胞数も比較した。鼻アレルギー患者5例において非誘発側と誘発24時間後摘出側との間でMCAF陽性細胞数に有意な差はみられなかっが。また、同様に3例において非誘導発側と誘発1時間後摘出側との間で比較したところやはりMCAF陽性細胞数に有意差は認められなかった。しかし非アレルギーの患者4例の下甲介粘膜組織との比較ではアレルギー患者下甲介粘膜(非誘発側)、で有意に多くのMCAF陽性細胞が粘膜固有層浅層に認められた。鼻アレルギーの即時相、遅発相の如何なる相に関与するかは証明されなかったが、MCAFが鼻アレルギーの病態にに何らかの関与をしているものと考えられた。
2.鼻におけるMCAF産生細胞の検討。
連続切片を用いて、鼻におけるMCAF産生細胞が何であるか検討した。鼻アレルギー患者下甲介粘膜を抗MCAF抗体により免疫組織染色し、それと連続する切片を、ヘマトキシリン/エオジン、およびトルイジンブルー染色し、あるいは抗マクロファージ、単球特異抗体にて免疫組織染色し対応させてみた。その結果MCAF陽性細胞の多くは単球/マクロファージ系の細胞であることがわかった。
3.RANTESと鼻アレルギーとの関係はまだ検討中である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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