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ヒト喉頭上皮細胞のHPV-16E_6,E_7蛋白発現による形質変化の解析

研究課題

研究課題/領域番号 07771486
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関聖マリアンナ医科大学

研究代表者

岩武 博也  聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助手 (00213299)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードHPV-16型 / ヒト喉頭上皮細胞 / HPV-16型E6遺伝子 / HPV16型E7遺伝子 / P53 / 喉頭発癌
研究概要

1.摘出されたヒト喉頭から上皮細胞のみを無血清下に培養することができるが、継代培養は非常に困難、つまり増殖した上皮細胞を一度トリプシンで処理するとその後増殖が止まる事がわかった。用いた条件(KGM培地等)に問題がある可能性があり、現在検討を重ねている。
2.1に述べた理由により、正常な培養ヒト喉頭上皮細胞のp53遺伝子等の転写、あるいは蛋白の定量的な解析は困難であったが、免疫組織学的にp53蛋白は細胞核に検出不能、つまりp53蛋白の半減期は非常に短い可能性が推測できた。
3.HPV-16型E6、E7単独発現ベクターを一次培養したヒト喉頭上皮細胞に導入した場合、E7のみが培養細胞の増殖を促進し寿命を延長させた。E6にその活性は検出し得なかった。
4.E7によって大幅に寿命の延長をみた細胞(不死化細胞)ではp53遺伝子に点突然変異がみられ、p53蛋白が細胞核内に蓄積していた。
5.E7発現ベクターと変異p53蛋白発現ベクターを同時に培養ヒト喉頭上皮細胞に導入した場合、細胞は容易に大幅な寿命延長を示した。
以上の結果より、培養ヒト喉頭上皮細胞の不死化にはp53遺伝子の不活化が大きな役割を担う可能性か示唆され、論文投稿準備中である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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