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増殖性硝子体網膜症とサイトカインネットワーク

研究課題

研究課題/領域番号 07771535
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 眼科学
研究機関広島大学

研究代表者

小坂 敏哉  広島大学, 医学部・附属病院, 助手 (50253084)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード網膜色素上皮細胞 / ニューロペプチド / サブスタンスP / β-エンドルフィン
研究概要

細胞はニューロペプチドやサイトカインネットワークによって互いに影響を及ぼしあっており,今回,網膜色素上皮細胞(RPE)に対するニューロペプチドの影響を研究した。RPEは孵卵11日目の白色家鶏胚の眼球より採取した。ニューロペプチドとしてβ-エンドルフィン,サブスタンスP,カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP),ロイシン-エンケファリン,メチオニン-エンケファリン,ソマトスタチン(SOM),ニューロペプチドY(NPY),血管作動性腸管ペプチド(VIP)を用い,増殖はトリチウムサイミジンの取り込みを指標とし,分化はメラニン溶解液の吸光度を指標とした。
RPEはβ-エンドルフィン,サブスタンスP,CGRP,メチオニン-エンケファリン,SOM,VIPの添加により濃度依存性に増殖した。ロイシン-エンケファリン,NPYでは増殖刺激活性は認められなかった。β-エンドルフィンによる増殖促進はβ-エンドルフィンの阻止剤であるナロキソンによって阻止させれることより,オピオイドセプターを介していることがわかった。また,β-エンドルフィン,サブスタンスPの添加上清中にはマウスの胸腺細胞に対する増殖刺激活性がみられ,IL-1様の因子を産出していることがわかった。次にRPEはβ-エンドルフィン,サブスタンスP及びメチオニン-エンケファリン添加により分化促進したが,VIPでは分化促進作用は認められなかった。以上のようにニューロペプチドはRPEの増殖のみならず分化にも関与していることがわかった。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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