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網膜色素上皮由来電位の電気生理学

研究課題

研究課題/領域番号 07771546
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 眼科学
研究機関宮崎医科大学

研究代表者

丸岩 太  宮崎医科大学, 医学部, 助手 (70209691)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード網膜色素上皮 / Clチャンネル / 低浸透圧
研究概要

網膜色素上皮の基底膜には少なくとも2種類のClチャンネルが存在すると考えられている。そのひとつとしてvolume sensitive Cl channelが考えられている。低浸透圧の負荷に対して網膜色素上皮細胞は最初はvolume increaseの変化を生じその後2,3分でvolume decreaseの変化を生じると考えられている。20%希釈した低浸透圧の液を5分間負荷したとき常在電位は一過性に低下し負荷開始約2分後に上昇し始め負荷前よりも上昇した。この間組織の抵抗は低下(94%)した。このことからなんらかのチャンネルが開いていることが考えられた。このため基底膜側にClチャンネルブロッカーのDIDSを同時に灌流したところ常在電位の上昇は抑制された(84%の抑制)。また組織抵抗は逆に増加した。このことから低浸透圧に対する常在電位の上昇には基底膜側のClチャンネルが関与していることが示された。またlight peakを示さない組織では常在電位の変化は同じように2相性をしめすがその変化は約1/4でDIDSによる抑制もすくなかった(25%の抑制)。また低浸透圧負荷により組織抵抗が増加した。これはshunt resistanceの増加によると考えられ、DIDS灌流下の反応と同様であった。また明順応の時色素上皮のvolumeが減少することも知られておりこのvolumeの変化により働いているlClチャンネルはlight peakの発生に深く関与しているとかんがえられた。今後細胞内記録をもちいまたこのClチャンネルがCaによる調節をうけているかBAPTA(細胞内Caキレート)inomycine(Caイオノフォア-)をもちい検討する。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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