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涙液成分と角結膜上皮細胞の関連について糖蛋白、接着分子、サイトカインからの検討

研究課題

研究課題/領域番号 07771575
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 眼科学
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

篠崎 和美  東京女子医科大学, 医学部, 助手 (10256521)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードシェ-グレン症候群 / ドライアイ / 涙液 / 角結膜上皮 / 糖蛋白 / 接着分子 / サイトカイン
研究概要

シェ-グレン症候群と非シェ-グレン症候群のドライアイ、正常者について下記を調べた。
1,涙液中成分の測定:生理食塩水10μl点眼後マイクロピペットを用い涙液を採取した。糖蛋白のラクトフェリン、接着分子のICAM-1、サイトカインのTGF-β、IL-1、IL-6についてELISAを施行した。ラクトフェリンは検出されたが値のバラツキが大きかった。涙液の性状の違いによるものではないと考えられた。また、ICAM-1、TGF-β、IL-1、IL-6については検出されなかった。涙液の採取手技に問題があるのか確認するため涙液を多く採取できるアレルギー性結膜炎について、毛細管ピペットを用い涙液採取をおこない涙液中IgEを測定し、正常者に比較し高値を示す結果が得られた。涙液の採取手技の問題か微量のため検出されなかったのか再検討中である。
2.結膜上皮におけるサイトカインの発現の検索:結膜上皮細胞をブラッシュサイトロジー法で採取しRT-PCRをおこなった。AGPC(acid guanidium thiocyanate-phenol-chroloform)法でRNAを精製し、cDNAを合成し、PCR反応を施行。非シェ-グレン症候群の例で1例にTGF-βと考えられるバンドが検出されたが、再検討予定である。
3,結膜上皮の形態学的変化の観察:結膜上皮細胞をニトロセルロース膜を用い、結膜細胞をインプレッションサイトロジーにて採取した。採取した結膜細胞をPAS染色、H-E染色、パパニコロウ染色をした。日常診療の診断で用いられている結膜の生体染色の一つであるローズベンガル染色で同程度の変化であったシェ-グレン症候群と非シェ-グレン症候群の例で、インプレッションサイトロジーで採取した結膜を観察すると、シェ-グレン症候群の例の方が、角化細胞の割合が多く、角化の度合も強く、杯細胞の消失が認められた。生体染色では明らかでなかった結膜細胞の状態の変化が観察できた。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Kazumi, Shinozaki: "TEAR IgE CONCENTRATIONS IN ALLERGIC CONJUNCTIUITIS" Investigative Ophthalmology & Visual Science. 37. S847 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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