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特発性網膜血管炎患者末梢血リンパ球の増殖反応

研究課題

研究課題/領域番号 07771587
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 眼科学
研究機関久留米大学

研究代表者

池田 英子  久留米大学, 医学部, 助手 (70222875)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードベーチェット病 / 特発性網膜血管炎 / S抗原 / リンパ球増殖反応
研究概要

活動性の汎ぶどう膜炎を有するベーチェット病および特発性網膜血管炎患者の末梢血リンパ球増殖反応を調べた。
対象:1.ベーチェット病;5例
2.特発性網膜血管炎;4例
眼症単一型ベーチェット病;2例
その他の網膜血管炎;2例
3.健常コントロール;2例
方法:ヘパリン採血後、Ficoll-Hypaque法にて単核球分離し、96 wel microplateに1×10^6 cells/welになるようConA(2μg/ml),S抗原(5μg/m),PBS刺激下に、10%FCS加RPMI-1640培養液で37℃5日間培養し、最後の16時間は^3H-Thymidine(1μCi/wel)を添加する。リンパ球の^3H uptakeを液体シンチレーションカウンターにて測定した。得られた^3H量(cpm)をPBS刺激をコントロールとしたStimmuration Index(SI)で比較した。
結果:ConA刺激時のSIはベーチェット病群(25.6±32.8)、特発性網膜血管炎群(14.8±20.4)および健常コントロール群(21.3±18.6)間でそれぞれ差はなく、S抗原刺激時のSIはベーチェット病群(1.3±0.3)および特発性網膜血管炎群(1.8±0.9)は健常コントロール群(1.1±0.1)に比較して有意に高かった(P<0.05)。また、特発性網膜血管炎群ではベーチェット病群に比べても有意にSIが高かった(P<0.05)。さらに、特発性網膜血管炎を眼症単一型ベーチェット病とその他の網膜血管炎に分けて比較したが、S抗原刺激時のSIは眼症単一型ベーチェット病群(1.8±0.8)でもその他の網膜血管炎群(1.8±1.2)でもベーチェット病群に比較して有意に高かった(P<0.05)。しかし健常コントロールと比べると眼症単一群の方では有意にSIが高いのに対し、その他の網膜血管炎群では差はなかった。
今回の実験では結果にばらつきも大きくみられたため、今後症例数を増やしさらに検討を加えていきたいと考えている。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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