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Fibro-osseous lesionにおける硬組織形成メカニズムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07771633
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 形態系基礎歯科学
研究機関東京歯科大学

研究代表者

松坂 賢一  東京歯科大学, 歯学部, 助手 (70266568)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードFibro-osseous lesion / Bone / Cementum
研究概要

口腔領域には骨、軟骨またはセメント質を形成する病変が多種多様に発生するが、これらの硬組織が腫瘍性のものかあるいは反応性に形成されたものか、更に確定診断に至っては適確な病理診断を下すことは困難な場合が多い。しかし歯科口腔外科臨床では、その病理診断が予後あるいは処置方針に大きく影響する。今回の研究ではこれらの病変の確定診断の一助にすべく、当教室で経験した硬組織を形成する病変について統計処理し、文献的考察を加えた。
研究材料は東京歯科大学病理学講座にて1966年1月から1994年12月の29年間で経験した骨、軟骨またはセメント質を形成する20種の病変572例について統計学的に検索した。その結果、1.骨、軟骨またはセメント質を形成する病変の中で、最も多かったのは骨腫の172例(30.1%)であった。次いで骨形成性線維性エプ-リスの100例(17.5%)であった。2.男女別発生頻度は、男性217例(37.9%)、女性355例(62.1%)と女性は男性の1.6倍であった。3.病変全体の年齢は3歳から84歳で、平均が37.3歳であった。4.年齢別発生頻度は全体として30歳代が最も多く、男女別では男性は10歳代を頂点として徐々に減少しており、女性は30歳代を頂点として分布していた。5.発生部位別頻度は上顎247例(43.5%)、下顎321例(56.5%)で下顎は上顎を上回っていた。前歯、小臼歯、大臼歯部別では下顎大臼歯部が最も多く、798部位中202例(23.3%)であった。
現在、上記の統計学的検索に加えて、硬組織を形成する病変の中で、化骨性線維腫と線維性骨異形成症について電顕的検索に加えて、抗PCNA抗体、抗KI-67抗体、抗MIB-1抗体を用いた免疫組織化学的に検索中である。加えて生化学的に病変内に存在するタンパク質の検索を行っている。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 松坂賢一: "口腔領域に生ずる骨、軟骨またはセメント質を形成する病変の統計学的検索" 歯科学報. 95. 545-556 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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