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P. gingivalisのトランスポゾン挿入変異株による歯周病原因子の解析

研究課題

研究課題/領域番号 07771643
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 形態系基礎歯科学
研究機関神奈川歯科大学

研究代表者

高橋 祐介  神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (20267511)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードP. gingivalis / 血球凝集活性 / トランスポゾン
研究概要

Porphyromonas gingivalisの歯周病原因子解析のための種々の変異株を得ることを目的として、接合伝達法によるトランスポゾンTn4351^*Ω4のランダムインサーションを行った。トランスポゾンを含む大腸菌HB101/R751::TN4351^*Ω4とP. gingivalis ATCC33277株の間で接合伝達を行い、トランスポゾン上のエリスロマイシン耐性遺伝子を用いたスクリーニングの結果、約400株のエリスロマイシン耐性株を得た。これらに対してヒツジ赤血球をもちいて血球凝集試験を行ったところ、明らかに血球凝集活性が低下した株が2株(HT43とHT45)がえられ、サザンブロッティングで挿入状態を解析すると、いずれの株においてもトランスポゾンがベクタープラスミドを含むcointegrateの状態で挿入されていた。またSDS-PAGE像では親株であるP. gingivalis ATCC33277に存在する分子量38kDaと23kDaのバンドがこれら二つの変異株には認められなかった。さらにHT43はStreptococcus mitiorやActinomyces viscocusに対する共凝集活性が対照として用いた親株よりも低下していた。これらの結果から、血球凝集活性や特定の細菌に対する共凝集に38kおよび23kタンパク質が関与している可能性が示唆された。このことは健常な細菌叢から歯周炎を惹起する病的な細菌叢への変化におけるP. gingivalisの定着メカニズムの解明につながるものと思われる。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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