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破骨細胞分化に関与するbHLHファミリーの研究

研究課題

研究課題/領域番号 07771651
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 機能系基礎歯科学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

川口 奈奈子  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助手 (10200700)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードmicrophthalmia / mi / osteoclast / bone marrow / osteoblast / bHLH-ZIP
研究概要

mi/mi変異マウスにおいては,TRAP(酒石酸耐性酸性フォスファターゼ)陽性の細胞が観察されているが,正常マウスでみられるような多核の細胞は全くなく,いずれも単核の細胞であることが報告されている.したがって,miは,破骨細胞の分化過程で,多核化に関与していると考えられた.そこで,多核の細胞形成にTRAP陽性細胞を誘導する,1,25-dehydroxyvitaminD_3を破骨細胞誘導系として知られる培養骨髄細胞に加えて,miの遺伝子発現をノーザンブロットにより調べたが,変化は観察されなかった.しかしながら,骨芽細胞のconditioned mediumによってその発現レベルが2倍に増加した.すなわち,骨髄細胞におけるmiの遺伝子発現レベルは,骨芽細胞由来因子によって調節されると考えられた.骨芽細胞のconditioned mediumによって骨髄細胞にTRAP陽性多核細胞が形成されることはないので,多核形成には他のbHLH-ZIP転写因子と結合する可能性が考えられた.一般にこの構造をもつ転写因子はダイマーを形成することが知られており,いくつかのmiの変異マウスのなかでも破骨細胞に異常がみられるのは,basicの領域に変異があるものに限られていることがこの可能性を支持している.basicの領域は,標的遺伝子に結合する領域である.そこで我々は,miと結合する分子の同定を2-ハイブリッドスクリーニング法により試みており,また,骨髄細胞のどのようなpopulationの細胞がmiを発現しているのか,in situ hybridizationおよび免疫細胞染色により同定を試みている.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 川口奈奈子,野田政樹: "M-CSFは培養骨髄細胞のmiの発現を調節する" 日本分子生物学会年会 講演要旨集. 129 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 川口奈奈子: "骨芽細胞は培養骨髄細胞のmiの発現を調節する" 難治疾患研究所年報. 23. (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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