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ヒト菌敗間葉系における肝細胞増殖因子(HGF)産生細胞の変遷

研究課題

研究課題/領域番号 07771666
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 機能系基礎歯科学
研究機関鹿児島大学

研究代表者

大西 智和  鹿児島大学, 歯学部, 助手 (30244247)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード歯胚 / 肝細胞増殖因子 / 線維芽細胞
研究概要

歯胚の分化過程におけるHGF産生細胞の移り変わり及びその産生能力の変化を分化と共に調べるため、三種の実験を行い以下のような結果をを得た。
1.歯胚中に実際どの程度HGFが含まれているかを比較検討するため、歯乳頭、歯髄器、及び成人歯髄をホモジネートした後、HGF測定キットにて測定したところ、歯乳頭には4.0pg/mg protein,歯髄器には1.6pg/mg protein、及び成分歯髄には0.85pg/mg proteinのHGFが検出された。
2.歯乳頭、歯髄器、成人歯髄、歯嚢、および歯根膜を培養し、outgrowthしてきた線維芽細胞を再度播き直しconfluentになった状態でウシ胎仔血清を含まないDMEM培養液に換え24時間後に培養液中のHGF濃度を測定したところ1.2ng/mlのHGFが検出された。また、各細胞のmRNAを採取し、HGFのcDNAをプローブに用いノーザンブロットにて発現を比較検討したところ、どの線維芽細胞にもHGFが発現することが認められたがその差は検出されなかった。
3.鐘状期の象牙質形成以前の歯乳頭及び歯嚢、象牙質形成以後の歯髄器及び歯嚢、及び成人歯髄を4%paraformaldehydeにて固定しパラフィン包埋の後薄切し、抗hHGF抗体を用いて免疫組織化学染色を行ったところ、歯胚の線維芽細胞に強く染色が認められたが成人歯髄線維芽細胞には染色性が認められなかった。
以上の結果より間葉系におけるHGF産生は線維芽細胞が司り、幼弱な線維芽細胞ほどHGF産能が大きいことが示唆された。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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