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軟骨組織のペルオキシソーム

研究課題

研究課題/領域番号 07771667
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 機能系基礎歯科学
研究機関九州歯科大学

研究代表者

櫻庭 春彦  九州歯科大学, 歯学部, 助手 (90205823)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードペルオキシソーム / 成長軟骨細胞 / アラニングリオキシル酸トランスアミナーゼ / マイクロペルオキシソーム / カタラーゼ
研究概要

1.軟骨組織のペルオキシソームの機能
動物では典型的なペルオキシソームは肝臓と腎臓にだけ存在しており、これ以外の組織には肝・腎のペルオキシソームより小型であるがカタラーゼを含むマイクロペルオキシソームが存在すると言われている。本研究ではまず成長軟骨細胞におけるペルオキシソームの存在を明らかにするためにカタラーゼ活性を持つオルガネラの検索を行った。
ニワトリ関節軟骨の成長軟骨層をコラゲナーゼ処理し、軟骨細胞画分を得た後、分画遠心法によりカタラーゼ活性を持つオルガネラを単離した。このオルガネラを、しょ糖密度勾配遠心法で分画したところ、肝臓のペルオキシソームとほぼ同一の沈降密度を持つペルオキシソームが存在することが明らかとなった。ペルオキシソームに存在する唯一のトランスアミナーゼであるalanine:glyoxylate aminotransferase(AGT)の活性は、肝臓ペルオキシソームでは高かったが、成長軟骨細胞のペルオキシソームではほとんど検出されなかった。このことは、成長軟骨細胞のペルオキシソームがアミノ酸代謝、グリオキシル酸代謝に関して肝臓ペルオキシソームと異なる機能を持つことを示す。
2.成長軟骨細胞のペルオキシソームの形態・分布
ニワトリ関節軟骨の成長軟骨細胞のペルオキシソームに存在するカタラーゼと免疫学的にクロスリアクトする抗体の検索を行ったところ、抗ウシ肝臓カタラーゼ抗体が最も強力に反応した。現在、本抗体とプロテインAゴールドを用いた免疫組織学的手法により、ニワトリ成長軟骨細胞に存在するペルオキシソームの形態・分布を検討中である。従来、肝・腎にしか存在しないと言われてきた大型のペルオキシソームが成長軟骨細胞に存在するか否か興味深い。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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