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唾液腺腫瘍細胞(HSG)のアポトーシス誘発機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 07771675
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 機能系基礎歯科学
研究機関東京歯科大学

研究代表者

大西 芳秋  東京歯科大学, 歯学部, 助手 (60233219)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード唾液腺腫瘍 / アポトーシス / 化学療法
研究概要

アクチノマイシン-DおよびアドリアマイシンなどDNAに直接インターカレーションする薬剤のみがHSG細胞にアポトーシスを誘発することにより核内のDNAトポロジーの変化とアポトーシスの誘発とは密接な関係があると推察された。そこでアポートシス誘発時における核内のDNAトポロジーの変化について検討した。アクチノマイシン-DおよびアドリアマイシンによりHSG細胞を処理した後フローサイトメトリーを用いたDarzynkiewiczらの方法によりクロマチンDNAトポロジーの変化を解析したところ、薬剤処理により1本鎖DNAの割合が多くなる傾向が観察された。またこれまで報告されているアポトーシスの誘発調節に関連した遺伝子p53、c-mycの発現量の変化をノーザンブロット解析にて検討した。薬剤処理によりp53のRNAの発現量の変化はほとんど認められなかった。c-mycにおいては薬剤処理をしてかなり時間が経過してから減少する傾向が観察された。このことよりp53、c-mycはアポトーシス誘発機構における初期のクロマチンDNAの構造変化による発現量の調節をうけておらず、これらの遺伝子はHSG細胞のアポトーシス誘発機構には直接関与していないことが示唆された。今後はさらにbcl-2、c-fos等についても検討していきたいと考えている。来年度はさらにDNaseプロテクションアッセイを応用したサザンブロット解析によるDNase感受性部位の検出について検討しトポロジーとの関連性を明らかにしたい。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Azuma, Y.: "Effeets of protein tyrosine kinase inhibiotrs with different modes of action on topoisomerase activity and death of IL-2-dependent CTLL-2 cells." J. Biochem.118. 312-318 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 大西芳秋: "アポトーシスとは" 臨床医. 21. 12-15 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Azuma, Y.: "Staurosporine-induced thymocytes apoptosis is inhibited by Herbimycin A, specific inhibitor of protein tyrosine kinase." Biochem. Mol. Biol. Int.37. 635-643 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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