研究課題/領域番号 |
07771715
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
病態科学系歯学(含放射線系歯学)
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
松本 裕子 日本大学, 松戸歯学部, 副手 (50221594)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | カルシウム拮抗薬 / ニフェジピン / フェニトイン / 歯肉肥厚 / 線維芽細胞 / 細胞内カルシウム濃度 |
研究概要 |
フェニトイン、カルシウム拮抗剤(ニフェジピン、ニカルジピン、ベラパミル)、バルブロ酸ナトリウム,サイクロスポリンAなどの薬物を服用している患者に歯肉肥厚の副作用があることが知られている。特に、カルシウム拮抗作用を持つ薬物が歯肉肥厚を起こすことは興味深いが、現在のところそのメカニズムは解明されていない。本研究では、歯肉肥厚の発症頻度が比較的高いと報告されているフェニトインとニフェジピンに着目し、これらの薬物の服用患者で、歯肉肥厚を起こした患者の歯肉片より歯肉培養線維芽細胞を単離し、それらの細胞特性について比較検討した。 ニフェジピンまたはフェニトイン感受性歯肉培養線維芽細胞の培養液中に1μMニフェジピンまたは1μMフェニトインを作用させた後、細胞増殖能、DNA合成能、コラーゲン合成能を測定したところ、両者の間には顕著な差が見られなかった。しかしながら、細胞外液中に各種細胞刺激物質を作用させ、細胞内カルシウム濃度の変化を測定したところ、ニフェジピン感受性に比べベフェニトイン感受性歯肉培養線維芽細胞の方が、ブラジキニン、ヒスタミン、ボンベシン、PGE_2、PGF_2に対するCa^<2+>のレスポンスが高いという結果が得られた。このことは、歯肉肥厚の発症率がニフェジピンに比べてフェニトインの方が高いこととの相関が推測された。 今後、更にニフェジピン及びフェニトイン感受性歯肉培養線維芽細胞の細胞内カルシウム濃度の変化についての検討が必要であると思われる。
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