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Er:YAGレーザーの歯科保存学への応用に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 07771736
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

竹田 淳志  東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (50227021)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードエルビウム ヤグレーザー / 歯牙硬組織 / 窩洞形成
研究概要

コンタクトチップを用いたEr:YAGレーザーによる歯牙硬組織切削について詳細な検討するために次のような実験を行った.ウシ下顎前歯の歯冠部エナメル質および象牙質にEr:YAGレーザーを照射し,照射面の形状の変化を形態学的に観察し以下の成果を得た.
1.1パルスあたりのエネルギーの影響 エネルギーが大きくなるに従い,蒸散の程度は大きくなり,同じエネルギーの場合,エナメル質よりも象牙質の方に大きな蒸散効果が認められた.
2.パルス数の影響 パルス数の増大により蒸散の程度が増大した.象牙質でエナメル質よりは深い欠損がみられ,わずかに褐色に色が変化した部分が認められたものもあった.
3.距離の影響 エナメル質,象牙質ともに距離を離すと蒸散の程度は明らかに減少した.
4.角度の影響 プローブと歯面の角度が90度の場合は変化はコンタクトチップの断面の形状と同様の正円の範囲に生じたが,角度が0度に近づくに従い影響を受ける部分は楕円形に変化し,蒸散の深さも減少した.角度が0度では象牙質で僅かに点状な欠損が認められるのみであった.
5.注水の影響 エナメル質では照射部に色の変化は見られなかった.象牙質で注水なしの場合は面積の半分くらいが褐色になり,一部炭化した部分が点状に散見された.
Er:YAGレーザーによる歯質の蒸散効果は各種のパラメータにより影響されることが判明した.またコンタクトチップの接触部分の外周部が深く切削される傾向が認められ,エネルギー密度の分布が不均一であることがうかがわれた.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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