• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

歯髄血流の象牙質知覚過敏症への影響に関する基礎的及び臨床的研究

研究課題

研究課題/領域番号 07771738
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

山本 寛  東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (30242209)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード歯髄神経 / 象牙質知覚過敏症 / 痛み / 歯髄血流 / シュウ酸カリウム
研究概要

本研究では,象牙質感覚と歯髄血流の相互関係に着目し,歯髄血流 の変化がシュウ酸カリウム塗布に対して及ぼす影響を,走査電子顕微鏡を用いて観察した.
1.ヒトの歯を用いた実験
矯正治療のため抜歯予定のヒト小臼歯5本の頬舌側歯頸部に窩洞を形成し,エッチングした象牙質面を実験に用いた.キシロカイン(血管収縮剤含有)の投与により歯髄血流は約半分に減少した.実験群(187.4±42.5μm)とコントロール群(キシロカイン単味,221.4±38.7μm)の間で,シュウ酸カリウム塗付により生成された結晶の象牙質表面からの距離に有意差(p>0.05)はなかった.また,結晶の生成状態にも明らかな差はなかった.
2.動物を用いた実験
(1)イヌの歯31本を用い,エッチングした健全露出象牙質にシュウ酸カリウム塗付を行った.エッチング後にシュウ酸カリウムを塗付した時,最深部の結晶までの距離は175.8±24.7μm(n=9)だった.塗付後に口腔内に1週間放置すると,147.5±50.0μm(n=15)に減少したが有意差(P>0.05)はなかった.
(2)イヌの歯を入手することが困難になったので,ネコの歯を用いて歯髄血流を変化させる実験を行った.ヒトの歯を用いた実験と同様の条件で実験を行ったが,現在,まだ十分な標本数が得られておらず,標本数を増やすために実験を継続中である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] H.Yamamoto,M.Narhi,S.Ikola,P.Hippi: "Precipitation of oxalates in dog dentinal tubules in vivo" Quintessence International. (印刷中). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi