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各種嫌気性菌の酸素毒性耐性の比較検討

研究課題

研究課題/領域番号 07771792
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関日本大学

研究代表者

橋爪 英城  日本大学, 松戸歯学部, 助手 (10256894)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード活性酸素 / ヒドロキシラジカル / CuCl_2-H_2O_2 / 殺菌
研究概要

本研究では活性酸素・フリーラジカルの細胞毒性を利用して、感染根管および化膿性炎病巣下から検出されるStaphylococcus aureus(S. aureus: ATCC 13709 and ATCC 12598)に対する殺菌効果(CFUの算定)を検討し、以下のことが明らかになった。
1.活性酸素・フリーラジカルの発生系は本研究室で開発したCuCl_2-H_2O_2系を用いた。これまでの研究で本系からはヒドロキシラジカル(・OH)が両薬剤の濃度に依存して発生することが明らかになっている。・OHは活性酸素種の中でも特に細胞毒性が高い活性酸素・フリーラジカルである。
2.CuCl_2による殺菌:両株ともに40μMで90%以上の殺菌効果が認められ、濃度依存的に殺菌効果は増強した。
3.H_2O_2による殺菌:両株ともに125mMで90%以上の殺菌効果が認められ、500mMでぼぼ100%の殺菌効果が認められた。
4.CuCl_2-H_2O_2系による殺菌:125mM H_2O_2、40μM CuCl_2の混合系では、単独で用いたときと比べて約100倍の殺菌効果が得られた。
5.・OH消去剤が殺菌効果に及ぼす影響:・OH消去剤のEPC-K1(千寿製薬株式会社)を反応系に添加すると、EPC-K1の濃度に依存して殺菌効果は抑制された。
現在は殺菌された各細胞のGenomic DNAを抽出し、その解析を進めているところである。尚、この研究成果は1996 International Association of Dental Research(San Francisco)にて報告される。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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